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春の楽しみが…

中山グランドジャンプに向け来日して調整中だったカラジが、
調教中に屈腱炎を発症し引退だそうです。

…といっても、平地しかやらない競馬ファンの中には
全くこの馬のことを知らない人もいるかと思います。


私ににとっては、短い競馬歴の中でこれが最もショックだったニュースかもしれません。

このカラジという馬は日本唯一国際招待のある障害GⅠ、
中山グランドジャンプを2005年から2007年まで3連覇していたオーストラリアの馬です。

しかも初めて勝った時には既に10歳という高齢馬でした。
タップダンスシチーが金鯱賞を6歳から3連覇しましたが、
この馬はさらに年齢を重ねているにも関わらず、GⅠを、
それもアウェーの日本で同じことをやってのけたわけです。

相手だって弱くありませんでした。
2度目の制覇となった2006年は「障害のディープ」テイエムドラゴンとの一騎打ち、
そして3度目の去年の2着馬は、この前の中山大障害を勝ったメルシーエイタイムです。

何故遠く離れた日本でこんな成績が残せたかというと、
もちろん馬自体がコース適性や凄まじいスタミナを持ち合わせていたことに加えて、
前年の秋から翌年のグランドジャンプを見据えて調整を始める、というぐらいに
毎年本気で勝負をかけてくる厩舎陣営の姿勢が大きいんじゃないかと思います。
ジャパンカップ叩いて香港に行くような馬とは仕上げが違うんですよ。


そういうわけで、凄い馬なんですよ。カラジは。
そして何より好きな馬でした。

430キロぐらいの小さな馬体で、
主戦のスコット騎手のとんでもない風車ムチに応えながら中山の坂を上がってくる姿は
本当に健気で、とても印象に残っているし、
何より毎年人気に応えてキッチリ勝って翌日の皐月賞の資金を作ってくれたわけで、
自分にとって忘れられない一頭です。

それだけに…
13歳になった今年はどんなレースを見せてくれるかと思い、
早速今週のペガサスジャンプステークスで走る姿を観に行こうと楽しみにしていたのに…
もう見られないと思うと、なんとも言えず悲しい気持ちになります。


これだけの偉業を成し遂げた馬なんだから、
せめて日本にいる内に何か引退記念の行事でも行なってくれればと思います。
ただ…平地ならともかく、障害の扱いは悪いですからね。

今週か、グランドジャンプの週に中山に来てくれないかな…
by right-o | 2008-03-27 22:18 | 競馬