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震災とか規模の大きい話は抜きにして、個人的にはまあ、今年1年はいい年だったんじゃないかと。


4月に福岡から埼玉へ異動になったり、
その後一週間もしない内に自転車でコケて顔縫ったりもしましたが、
飲んで遊んで旅行して、割と気ままな1年間でした。

ま、そんなこんなで無駄遣いしてたら、貯金がすっかりなくなってしまいましたけどね。


ブログの方は、後半では周一更新ぐらいに落ち着きましたが、
それまでは結構間が空いたりしたのでちょっと反省。

「だらだら」が途中から全然だらだらしてなかったのも反省。


とりあえず今年一年はそんな感じで。
来年のことは来年考えよう。

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by right-o | 2011-12-31 22:27 | 書き物
実のところ近藤をCMパンクベースで動かしたかっただけの話。

ホントは3年も前に、ゴートゥスリープ共々一回やってるんですけどね。


web拍手お返事 あんまりネタバレもどうかなと思いつつまあいいやありがとうございます。

>サイン会でのファン層の違いや美月の内面を見てると、やはり
>最後は「美月、全てを受け入れて相羽の勝利をたたえる(もしくは負けを認める)」という終わり方になるのですかね?

うーんんんん。
よく考えてみれば、最後の結果は決まっていても、
それにどういう意味を持たせるかというとまた別の話かも知れない。

ただ、負けを認めるという流れにはならないと思います。
ファン層の違いなんかは、単にプロレスラーとしてタイプが違うというだけで、
どっちが良い悪いという意図はないので。


さて次からが問題。
正月休み中に山場を越せるか。

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 サイン会からさらに一週間後、神奈川・横浜文化体育館。
 この夜、準決勝・決勝と続けて行われるトーナメント戦の、まずは準決勝第一試合に美月が姿を現した。
 気負いなくリングに上がり、青コーナーを背にして対戦相手を待つ。
 ほどなくして入場曲が鋭いギター音に切り替わると同時に、
 入場ゲート付近からドライアイスの煙が噴出した。
『YEAAAAAAAHHHHHHHH!!!!!』
 絶叫音が会場に轟いたあと、次第に煙が晴れていくにつれ、
 ゲート下で片膝をついた近藤真琴の姿が明らかになってくる。
 胸の前で交差させて両手の、前腕部半ばまで巻きつけたバンテージの上、
 手の甲に当たる部分には禁欲を表す「X」のマーク。
 ストイックなその性格とは裏腹、赤毛のポニーテールを靡かせたスタイルの良い長身は、
 同時に華やかさをも併せ持っている。
 彼女は神田と同期の格闘技経験者にして、神田以上の将来性を期待される逸材であった。
 デビュー以来初めて迎える大舞台にも動じることなく、
 むしろその両目は一層ぎらぎらと貪欲な輝きを増しているように見える。
(……可愛げの無い後輩だなあ)
 美月にとって、なかなかに厄介な相手となりそうであった。


 とはいえ、同じ打撃主体の伊達と戦ったことを思えば、まだいくらもマシな相手。
 加えてこのあとに決勝戦が控えていることを考えれば、あまり悠長な試合はできないため、
 美月は自分から積極的に仕掛けていくことにした。
 見合った状態から、ゴングと同時に脇をすり抜けるようにして背後に回り、バックを取る。
「くっ」
 ほぼ反射的にクラッチを切った近藤は、
 自分の腰に回っていた美月の右手を取って捻り上げようとする。
 これを見越していた美月は、自分から前転してマットに倒れることで腕の捻りを解消しつつ、
 掴んでいた美月の手に引っ張られる形で下を向いた近藤の顔を、
 寝転がった体勢から両足を真上に突き上げて蹴り飛ばした。
 基礎的な練習がしっかりしていたばっかりに、近藤は美月に釣り込まれる形になってしまったのだ。
 素早く立ち上がった美月は、同時に立ち上がりかけていた近藤の頭をヘッドロックで捕らえ、
 そのまま腰投げの要領で前方に投げ捨てつつ、グラウンドでのサイドヘッドロックへ移行。
「くそっ!」
 逸る近藤の勢いを挫き、10cm以上身長で優る相手をひとまずはコントロールして見せた。

 が、流石に期待のルーキーだけあって、近藤もペースを渡したままにはしておかない。
 組んだ状態から膝を入れ、美月を強引にコーナーへ振ると、
 躊躇無く、その背後を追いかけて自らもコーナーへ突進した。
「こんのぉぉぉッ!!」
 美月がコーナーを背にした瞬間、近藤はその脇のサードロープに左足をかけると、
 右膝を突き出して美月の顎を跳ね上げた。
「がっ……!?」
 反動で前に出掛かった美月の頭をヘッドロックの形に固定し、
 そのままリング中央に向かい、自分の両足を投げ出すようにして尻餅をつく。
 こうすることで、美月を顔面からマットに叩きつけた。
 しかしここでカバーには行かず、近藤は美月が立ち上がるのを待つ。
「せいッ」
 立ち上がったところへ左の掌底を脇腹にめり込ませ、
 続けざま顔面へ左右の掌底、さらにその場で回転して右バックブローの一撃。
 怒涛のコンビネーションから、仕上げの左ハイで側頭部を打ち抜いた。
 が、何度も脳を揺さぶられながら、美月は倒れず踏みとどまる。
(流石は、先輩……っ)
 好戦的な笑みを浮かべた近藤は、足元をふらつかせる美月の懐に潜り込み、
 自分の両肩の上へその身体をうつ伏せに担ぎ上げた。
 会場からどよめきが起こったことは、この体勢が試合の終わりを予告するものである証拠だった。
「これで、終わりだッ!!」
 肩の上に乗せている美月の身体を、前方にふわりと浮くように投げ捨てる。
 同時に右膝を突き上げ、空中で無防備な状態にある美月の顔面を思い切り蹴り飛ばした。
 蹴られた反動を受けて後頭部から倒れた美月の上に覆い被さり、勝利を確信したカバー。
 ここで興奮の余り手応えの無さに気づかなかったことが、経験の違いと言えなくもない。
 意外に危なげなく、美月はカウント2で近藤の必殺技をクリアして見せる。
 実のところ、この技で決まった神田との試合を見ていたため、事前に対処を考えていたのだった。
 空中に放り出されたところで上体をできるだけ反らせつつ、
 膝頭を避けて受けることでダメージを軽減させていた。
 しかし、ここで美月はダメージが残っているように見せかけ、すぐには起き上がらない。
(まだまだ、手はある……!)
 必殺技を返された近藤は、呆けていたのも束の間、
 すぐ次の攻め手に移るべくロープをくぐってエプロンへ出た。
 この前向きさと引き出しの多さが、今回は逆に仇となってしまう。
 どうにか気力だけで動いているという体でふらふらと立ち上がった美月を見届けると、
 近藤はエプロンからトップロープに飛び乗り、さらにリング内へジャンプ。
 上体を前に出す形で、スワンダイブ式のラリアットを敢行しようとした。
(ジョーカーの見様見真似でっ……!)
 直前まで足元が覚束ない様子だった美月は、途端にしっかとマットを踏みしめ、
 飛んでくる近藤に半ば背中を向けるような形で踏み切る。
 空中で近藤の首に右手を巻きつけ、肩の上に固定。
 そのまま自分は背中からマットに落下し、フライングラリアットをダイヤモンドカッターで切り返した。 
 すかさず息を吹き返した美月は、
 朦朧としながら膝をついて起き上がりかけた近藤の背後からシャイニングウィザード。
 近藤の後頭部を蹴り上げながら跨ぐように飛び越し、そのまま正面のロープで反動を受けると、
 続けざま正調のシャイニング式前蹴り。
 気鋭の後輩を文字通り一蹴して見せたのだった。


「ありがとうございました。どうせなら、次も勝っちゃってください」
 試合後は潔く握手を求めてきた近藤に応えながら、美月はそそくさとリングを後にした。
 これでまた、もう一試合上がらなければならなくなった。
(さて、どうかな)
 準決勝第二試合はこの直後に開始される。
 美冬とみこと、どちらも楽な相手ではないため、
 美月としてはなるべく互いに潰しあってくれることを祈るしかない。

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by right-o | 2011-12-30 21:02 | 書き物
コミケもいいけど、実家に帰らなきゃね。

というわけで一昨日に福岡まで帰ってきました。車で。
途中、関ヶ原ぐらいから雪が凄くてどうなることかと思いましたが、まあなんとか。
ただ年明けにちゃんと帰れるかどうかが不安。


web拍手お返事 中途半端に長い試合でしたがありがとうございます。

>相羽、立ち直ったのは嬉しいのですが、どうせなら「美月敗北、「私の分まで頑張ってもらいます」と相羽をサポート」でもよかったと思います。まあ最後に勝つのは相羽との事なので、その時には綺麗に勝利させてほしいですね。

多分、このあとは普通に勝ったり負けたりするぐらいまで相羽の扱いは上がります。
ただ、レスラーの格が美月を超えるのは、今の予定では本当に最後の最後。
というかそれが多分最終回。
来年の……夏以降ですかね。


そうそう、相羽の話。
今回から田中将斗が暫定的に乗り移ってます。
今後はちょっとずつ小橋っぽくしていきたいんですが、色的な意味では三沢も捨てがたい気がする。


>このほのぼの(?)な空気が大好きです。二人ともファンの幅が広いですね! 柳生&RIKKA&草薙のサイン会や八島&村上姉妹のサイン会の状況も知りたいです!

前回拍手をいただいたことで、ここのところ全く「だらだら」してなかったことに思い至り、
ちょっと初心にかえってみました。
楽しんでいただけたなら幸いです。

というか、元々これが本来の「だらだら」の姿なんだよな……
とか思いつつ、暫くは話を前に進めるために試合が続きます。
ただ、なるべくこういう話を入れていければと。


さて、明日明後日でどこまで進むかな。
正月休み明けまでにある程度区切りがつけばいいけど。


昨日上げたものを見返していて、本来「藤原」のところが「藤島」になってたことに今さら気づく。
藤島ちゃんが仮面ライダーネタを言ってどうするんだよ……

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 トーナメント第一戦が行われた日から一週間後。
 とある大型書店のイベント用フロア、その控え室。
「……うーん」
 いつもの「控え室」とは違う、畳敷きのいわゆる楽屋の座布団に座り、
 美月と相羽が難しい顔をして向かい合っていた。
「美月ちゃん、メキシコで経験あったりしないの?」
「そう言われれば会場外でファンに囲まれて十数枚書いたことはありますが、
 今回とはまた別の体験というか、やっぱりその、日本とメキシコでは勝手が……」
 今日これから、二人にとってデビュー以来初めてのサイン会が行われるのであった。

 二人にとって急遽決まったイベントだった。
 元々はジューシーペア、内田&上戸のサイン会が予定されていたのだが、
 この二人、先日のトーナメント初戦にて仲良く病院送りとなったのである。
 試合そのものはどちらも激闘そのものだったのだが、
 その最後の部分だけを見るならば惨敗と言ってよかった。
 内田はみことの兜落しで頭からマットに突き刺さり、
 上戸は美冬の雷迅蹴を顔面で受け切って前のめりに轟沈。
 これに伊達を加えた三人で「えげつない世代」と呼ばれる、
 同期二人の魅力が最大限に発揮された試合であった。
 内田・上戸とも既に回復してはいるものの、負傷箇所が頭部ということで大事をとって暫く休養。
 その代わりに選ばれたのが美月と相羽なのだった。

 サイン会どころか、こういうファンとのイベント自体が初体験な二人は、そろって緊張している。
「そ、そういえば、美月ちゃんのサインってどんなのだっけ?」
「そういう和希さんはどうなんですか?」
 ちょうど机の上に置いてあった書店の便箋とボールペンを手に取り、
 二人ともすらすらとペンを走らせて自分のサインを書いてみた。
「ボクのは昔からこれだけど……」
 相羽のサインは、単にフルネームを崩して縦書きしただけのシンプルなもの。
「ふっ、相変わらずサインまで普通ですね。……と言いたいところですが」
 美月の場合は筆記体で「Mitsuki.S」。
 元々は美月も相羽と同じく漢字を崩して繋げただけのものだったが、
 メキシコ時代、せめてアルファベットで書こうとして変えたサインを、
 帰国後も続けて使っているのだった。
「……ま、サインなんて単純な方がいいよね。ファンの目の前で書いて間違えたらカッコ悪いもんね」
「……ですよね」
 ファンサービスという面では経験も発想も大差無い二人であった。
「っていうかホント間違えて書いたりしないかな。いっそ事前に書いといて渡すだけならいいのに」
「事前に書くどころか色紙に印刷していった人たちはいましたっけね。
 後で八島さんにシメられましたけど。
 まあファンにしてみれば、会話なんかしつつ目の前で書いてもらえるからいいんでしょう。
 それに『○○さんへ』とか、サイン以外にも一言書いて欲しいってリクエストがあるかもしれませんよ」
 美月の言う「事前にサインを印刷していった子分」をシメた八島には、この手のリクエストが多い。
 彼女の場合、『何か好きな言葉を書いてください』と言われることが大半で、
 八島も何を求められているかわかっているため、
 「喧嘩上等」とか「世露死苦」とか一言サインに添えてやる。
「え、座右の銘的なこと?えーっと……特に無いんだけどなぁ」
「無い、です、ね……」
 頭をかきながら悩む相羽を見ても、今日ばかりは笑えない美月であった。
 こういう時に強いのが(色んな意味で)古風なレスラーたちである。
 「一撃必殺」柳生美冬、「明鏡止水」草薙みこと、「常在戦場」RIKKA、等。
 ちなみに彼女たちのサインは筆ペンで書かれているが、本物の筆を差し出しても書いてくれるらしい。
 その他、今現在は「宇宙キター!」の藤原と、「私が守ってあげる……」の富沢は、
 一定期間ごとでサインに添えられる文言がころころ変わったりする。
「何か考えた方がいいんですかね?」
「って言われも……」
 そうこうしている内に控え室のドアがノックされ、
 時間が来たことを知らせるスタッフが顔をのぞかせる。
 もうなるようになれ、と覚悟を決めて部屋を出る二人であった。

 二人が会場に現れた瞬間、中型のイベントスペース全体にどよめきが起こった。
(多いよ……!!)
 明らかに3桁は下らない人数が集まっている。
 まあ数十人だろうと予想していた二人は、必死に驚きを隠しつつ、
 並んで置かれている机に腰を下ろした。
 思ったより人が集まって嬉しいという思いは、この場では緊張の高まりに押しつぶされて沸いてこない。
 それではただ今より開始いたします、という声とともに、集まった人々が二人の前に列を作り始めた。

 開始から30分後。
 当初はガチガチだった美月にも、ようやく気持ちの余裕が出てきた。
 応援してます、とか、頑張ってください、と声をかけてくれるファンにも、
 次第にきちんと応えられるようになってくる。
 同時に、「ど、どうも……」としかいえなかった最初の数人には悪いとも思ったが。
 それに引き換え。
「ありがとうございますっ」
 と、自分と同じく緊張していたはずなのに、一人目から元気よく応対していた相羽のことは、
 ちょっと見直す思いであった。
 応援されれば素直に反応してしまう、相羽の人の良さが滲み出ていた。
 その辺りを含めたリング内外の人間性を反映してか、
 美月と相羽に並んでいるファンは、よく見るとそれぞれで毛色が違う。
 一言で言うと、美月の方が「濃い」。
 相羽に並んでいる列は、たまたま買い物に来ていたらサイン会やってたので参加してみた、
 みたいな、軽い客が多い。
 根拠としては、ほとんどの人が傍で配っている色紙を片手に相羽のところへやってくる。
 対して美月の列は、Tシャツ等持参したグッズにサインしてもらおうとする輩が多い。
 相羽列に並んでいたあるファン(?)のように、
「プロレス見たことないけど、
 下の階に貼ってあったポスターの写真が可愛かったからサインもらいに来ました」
 というような男は、間違ってもいない。
 驚きながらも「これからは是非、会場へ見に来てくださいね!」と笑顔で返す相羽を見て、
 正直なところちょっと羨ましい美月であった。
 ただ、並んでいる人数では美月も負けていない。
 あと、女性は美月列の方が多い。
 ただし女性も濃い人が多かった。
 「身体は大丈夫?」と、娘か何かのように心配してくれる年配の女性とか、
 隣を思いっきり指差しながら、「あいつには負けないでください」と言った同年代の女性とか。
 ヤな言い方をすれば、思いっきりマニア受けしていた。
 美月は、自分と相羽のファン層を冷静に分析して、心の中でため息を吐く。
(ま、わかってましたけどね)
 人を引き寄せる力、言い換えればスター性は間違いなく相羽の方が強く持っている。
 これまで地味だ地味だと言われながら、それをネタにして話題にされてきたのだ。
 対して美月は、何もしなければ本当に地味なまま注目されずに終わるタイプである。
 だからこそ、帰国後はどうすれば一番目立てるかを自分なりに考えてきた。
 こればっかりは現実として認めるより仕方が無い――と思いつつも、
 やっぱり納得仕切れなかった点が、相羽へ辛く当たる原因でもある。

 そんなこんなで色々考えながらサインに応じていた美月の前に、一枚の色紙が差し出された。
「トーナメント、頑張ってください!」
 小学校高学年ぐらいの男の子であった。
 一瞬、並ぶ列を間違えたのかと思ったが、トーナメントのことを言うのだから間違ってないのだろう。
(この年齢で私のファンって、将来が心配だな)
 そんな無茶苦茶なことを考えながら、美月は何十枚目かのサインを書き、
 その下に、「普通に勝ちます。」と書いて色紙を返し、子供の頭を撫でてやった。 

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by right-o | 2011-12-28 16:10 | 書き物
有馬記念まで来てしまいました。
いつ以来か忘れたけど、明日は久々に中山まで見に行こう。


web拍手お返事 今になってみれば何の遺恨だったかわかりませんが、ありがとうございます。

>相羽vs杉浦、これにて遺恨終了ですね! ノエルが帰ってきたら、また三人での技談義が読みたいです!

う、やっぱり元のそういう路線のがよかったでしょうか。
最近ほんと、全然ぐだぐだしてませんからね……

相羽とはもう一回タッグで戦って、それが中堅編の締めになる予定です。
といってもあと二山ぐらい越えてからになりますが。


昔はクリスマス用の書き物なんかもやってたっけ。
今そこまでのテンションはないけど、まあ細々と続けていきますよ。

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ジョーカー:なんちゅういい加減なタイトル。
美月:まあ半年以上間が空いてすからね。
    というわけで、なんとNHKマイル以来の競馬予想回です。


有馬記念

◎ブエナビスタ
○トーセンジョーダン
▲アーネストリー
△オルフェーブル
△ヴィクトワールピサ

美:本命対抗はまあ、秋に結果を出した古馬。
  アーネストリーはマツリダゴッホとかドリームジャーニーの匂いがするのでちょっと注意してみます。
  三冠馬はまあ、押さえときゃいいんじゃないですかね。
  ヴィクトワールピサはなんか陣営が煮え切らないというか、もう終わってる気がする。
ジ:今回もデータより好みが優先されてそうな予想だが……
  まあ三冠馬が必ず有馬まで勝ってるわけじゃないからな。

今週の切り札!

▲レッドデイヴィス

美:上げると思いましたけどね。どうせ三歳最強とかオルフェーブルに勝ったとか言うんでしょ。
ジ:加えてここに来ての乗り替わり。そしてこいつを捨てた安勝のペルーサは出走取消だ。
  流れが来てる気がするだろ……!
美:それ、安勝からペルーサ以下だと思われてたとも言えませんかね。


美:まー最後ぐらい当たるといいですね。この予想じゃ配当はたかが知れてますけど。
ジ:終わりよければ、ってことで、金額はともか綺麗に締められればな。

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by right-o | 2011-12-24 20:41 | 競馬
 国内最高峰のベルトを巻いて以来、美月を始めとする挑戦者たちを悉く跳ね返し、
 戴冠後3カ月にして早くも絶対王者の風格を漂わせはじめた伊達遥。
 そんな彼女への、次なる挑戦者を決めるためのトーナメントであった。
 参加者はまず、これまで伊達に挑戦した中で善戦した者:美月・美冬・みこと
 まだ挑戦していない者の中で、それなりに実績のある者:上戸・内田
 そして、デビュー間も無いながら、格闘技経験を持つ勢いのある若手:神田・近藤
 それと……相羽。

「折角出場枠を譲ってもらったのに……すいませんでした!」
「いや、よくやってくれたよ」
 美月戦後、控室に戻った相羽は、そこに待っていた六角と越後に深々と頭を下げた。
「越後さんも、練習に付き合ってもらったのに……!」
 相羽が謝るよりも早く、越後は相羽の肩を抱いてやる。
「私は、ほんの少しお前の背中を押してやっただけだ。
 まあ今日は経験の差だな。お前ならすぐに追いつけるさ」
 今やすっかり師弟らしくなってしまった二人を見て、六角は、微笑ましくも少し複雑な気分だった。
(自分じゃ、こうはいかなかったんだよな)
 どうにかしてやりたいと思いつつ、相羽にどう助言していいかわからない。
 そんなこともあり、直接自分が相羽を指導することは諦めたが
 その代わり六角は相羽のことを越後に相談し、
 後に自分へ回ってきたトーナメント出場権を相羽に譲ったのであった。
 その甲斐もあり、相羽はどうにか本格的に立ち直ってくれたようである。
(でも、ちょっと甘すぎやしないかい?)
 どうすべきか、どう考えるべきかを、一つ一つ言い含めるように教えていった越後の態度は、
 後輩というより、友人か身内に対するようだった。
 越後は越後で、相羽に対して思うところがあるようである。

 反対側の控室では、タオルを被った美月がベンチで横になっている。
「格下相手に、随分手こずったじゃないの」
 通りかかった内田が、そう声をかける。
 美月は、タオルの下から視線だけで抗議した。
「……冗談よ。あいつもふっきれたみたいね」
「というより、指導がよかったんでしょう」
 起き直った美月は、傍に置いていた私物の眼鏡をかけて内田を見た。
「指導?セコンドに着いてた越後さんの?」
「ほとんどは、彼女が元から出来たことかもしれません。しかし、あのブレーンバスターの変形だけは、
 あれが和希さんの頭から出て来たとは思えません」
 そんな会話をしていた時、上の階から一際大きな歓声が響いてきた。
 どうやら、今行われている神田対近藤の試合に、大きな動きがあったらしい。
「さて、人のこと気にしてる場合じゃないわ」
 既にウォームアップを終えていた内田は、入場のため階段の方へ足を進めた。
 彼女も、このあとみこととの試合が控えている。
「そっちの組合せは楽でいいわね。決勝まで格下としか当たらないじゃない」
「……人のこと気にしてる場合じゃないんでしょ。さっさと行ってください」
 こちらの師弟は、相変わらず憎まれ口ばかりであった。
 
 内田が行ってから数分後。
「……先輩」
 小さくなった神田が、これまでになく落胆した面持ちで控室に帰って来た。
 体のそこここに打撃戦の跡があり、額が一際赤く腫れあがっている。
 明らかに、負けて帰ってきた様子だ。
「……うん、まあ、そういうこともありますよ」
 適当に慰めてやりながら、これで次が難しくなったな、と美月は考えた。

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by right-o | 2011-12-23 19:01 | 書き物
 世界ヘビー級王座挑戦者決定トーナメント。
 こんなものが、いきなりぶち上げられた経緯はひとまず置いておくとして、
 間もなくその第一試合目が始まろうとしていた。
 場所はプロレスファンおなじみ、聖地後楽園ホールである。
 ここで8人がトーナメント第一戦を戦い、
 残った4人が後日ワンデートーナメント形式で準決勝、決勝を戦い、
 優勝者、つまり王者伊達遥への挑戦者を決定するのである。

「ふん」
 入場を控え、リングのある5階に上がる階段の前で、美月は小さく鼻を鳴らした。
 上では、先に入場している相羽のものらしい、聞き覚えの無い曲が鳴っている。
 特徴的なリズムのドラムから始まる、今までの相羽らしからぬ勇ましさを感じさせる曲だった。
「……あの、何か気に障ることでも?」
 入場時に人混みを掻き分ける露払い役の早瀬葵が、
 自分が何かしたのではないかと心配そうに振り返る。
「いや、別に」
 普段と変わらぬ無表情ながら、どこか不機嫌そうな気配を漂わせている先輩を見て、
 後輩の早瀬は肩をすくめて前を向き直った。
 その内に相羽の曲がフェードアウトしていき、美月の曲に切り替わる。
 ふぅ、と息を整え、美月は前に立つ早瀬の肩に手を置いた。
「それじゃ、お願いします」
「は、はいッ!」
 先に飛び出して行った早瀬に続き、美月もゆっくりと5階への階段を上がる。
 早瀬他数名の後輩が作ってくれている通り道の中を、美月は堂々とリングへ進んで行った。
 東側席の後ろを通り、南側の観客が差し出している手にほんの少しだけ触れてやる。
 リング脇の階段からエプロンに上がり、ジャケットと入場用のダテメガネを放り投げ、
 ロープをくぐってリングイン。
 よく言えば、自信に満ちた、悪く言えば、キャリアの割にやや尊大な、
 既に確立されかけていると言っていい、「杉浦美月」の立ち居振る舞いであった。
 赤コーナーを背に対角線上を向いた美月の前では、相羽が真っ直ぐにこちらを見つめている。
 そしてその下、場外で青コーナーに寄り添っているのは越後しのぶ。
(さて、少しはマシになったのかどうか)
 ちょっと前から、相羽は熱心に越後の指導を受けている様子であった。
 相羽は最近あまり重要な試合が無かったので、その効果のほどはよくわからないが、
 ただ、越後に教えを受け始めてから急に彼女が明るくなったのを覚えている。
(何にせよ、皆にかまってもらえて結構なことで)
 つい、美月は相羽に関して僻みっぽくなってしまうのだった。
 自分が内田に助けてもらったことを棚に上げていると言えなくもない。


「うりゃああああああッ!!!」
 今にも飛び出しそうな気配を見せていた相羽は、その通りにゴングと同時に飛び出してきた。
 ああやっぱり、という感じで、美月は、相羽が肘を振ってきた右腕に自分の右腕を巻き付けつつ、
 相羽の背中に飛びついて右足を左腕に引っ掛ける。
 そこから反動をつけて体重を後ろに預け、高速の横十字固め。
 前回、タッグ王座戦で相羽を沈めた技である。
 いい加減学習しろよ鳥頭。
 そう、溜息と一緒に聞こえてきそうなほど自然に返し技を決めようとして、美月は少し違和感を覚えた。
 後ろに引き倒す時の抵抗が少ない。
 どころか、実際のところ相羽は自分から進んで後ろに倒れようとしていた。
 思い切り後ろに倒されて後頭部を打った相羽は、なんとそのまま後ろに一回転して起き上がったのだ。
「……っりゃあああああああああ!!!」
 ふらふらしながらバックダッシュでロープの反動を受けた相羽は、もう一度突進。
 唖然としながら立ち上がりかけていた美月へ、全体重を乗せたエルボー。
「くッ!?」
 完全に吹き飛ばされた美月は、ロープをくぐって場外へ転落。
 対して自分も倒れ込んでいた相羽も、すぐに起き上がってもう一度ロープへ飛んだ。
 場外でに落ちた美月へ、ロープの間をすり抜けた相羽が一直線。
 渾身のトペ・スイシーダをくらった美月は、場外フェンスに叩きつけられて崩れ落ちた。
「いくぞぉぉぉぉぉ!!」
 拳を突き上げてアピールした相羽に、客席も同じように応えてくれる。
 直後に、イテテ、後頭部をおさえた相羽を見て、周囲の観客と越後から苦笑が漏れた。

(ふっきれた、ってことか)
 美月はそう分析していた。
 何も考えず好きなように暴れてこいとか、そんなことを言われたのだろう。
 力任せ、勢い任せ上等、止められるもんなら止めてみやがれ、と、今の相羽はそんな感じであった。
 どうしよう、どうなるだろう、という躊躇いが全く無い。
 昔の相羽に戻っただけのようでもあるが、今の相羽には、勝たなければいけないという気負いや、
 自分を格好よく見せたいというてらいが感じられない。
 本当に良い意味でふっきれたという印象であった。
 が、だからといって美月も負けるわけにはいかない。
 本当に前後の見境無く突っ込んでくる相羽をあっさりかわし、場外のリングポストに自爆させて逆転。
 リング内に押し込むと、自分はエプロンに上がりつつロープを挟んで相羽を立たせ、
 背後から相羽の頭を掴み、そのまま場外に飛び降りる。
 こうすることで、相羽の頭をトップロープで跳ね上げた。
「いッ……!?」
 再度頭を狙われた相羽が前につんのめったところで、エプロンに戻ってきた美月がトップロープを掴む。
 飛び上がって両足でロープに飛び乗り、相羽の後頭部目掛けてジャンプ。
 スワンダイブ式のミサイルキックを突き刺した。
 たまらず顔から倒れ込んだ相羽を引き起こし、コーナーに振る。
 動かない相羽を見て対角線まで距離を取り、
 走り込んだ美月は両膝を揃えて相羽の胸部へ叩きこんだ。
 さらに反対側に飛ばし、もう一発――を狙おうと踏み出した時、
 おもむろに息を吹き返した相羽が前に出る。
「おおおおおおっ!!」
 リング中央で相羽が右腕を振り抜き、カウンターのラリアットが炸裂した。
 そして今度は相羽が美月をコーナーに振り、助走をつけて串刺しのエルボー。
 さらに相羽も追撃を狙い、反対側に美月を振って雄叫びを上げ、弾丸のような勢いで突っ込んだ。
 が、美月もここで息を吹き返し、相羽をかわしてコーナーを脱出。
 コーナーパットへ壮絶な自爆をかました相羽の背後に飛び掛かり、
 右膝を高く振り上げて後頭部に叩きつけた。
「ぐっ………」
 背後から飛び掛かられた勢いでもう一度コーナーに突っ込んだ相羽は、
 流石に足をもつれさせてリング中央へたたらを踏んだ。
 すかさず、美月がその両肩に手を添える。
「よいしょ、と」
 相羽を飛び越えつつ、右手で頭を掴んで顔面からマットに叩きつけた。
 再三にわたって頭を攻められた相羽は、流石に苦悶の表情を浮かべる。
「う、っく」
「……手こずらせてくれました」
 相羽をうつ伏せから仰向けにし、コーナーの前で位置をセットしながら、美月が呟いた。
 まあなかなか頑張ったじゃないの、という相変わらずの上から目線である。
 動かない相羽を尻目に、美月は一度エプロンに出てからコーナーに上ろうとした。
 450°スプラッシュ狙い。
 一応スワンダイブ式でなければ、この技は安定して決めることができる。
 たまには引き出しの多いところを見せておくか、という色気を出したことが、
 ここで完全に裏目と出ることになった。
「まだまだぁ……ッ!!」
 いきなりがばっと上体を起こした相羽が、そこからもの凄い勢いでコーナーに取り着き、
 またたく間に美月の目の前まで上ってきたのだ。
「な……」
 驚く間もなく、相羽の肘が美月の顔を打つ。
 美月もやり返すが、すぐに相羽に頭を掴んで固定された。
 ゴッ
 客席まで届くような音を立てて、相羽のヘッドバットが決まった。
 散々痛めつけれた頭を自分からぶつけて美月を怯ませた相羽は、
 美月の首を捕まえて、セカンドロープのさらに上へ足をかける。
 右、左と一歩ずつ最上段に足を乗せ、完全にトップロープ上で立ち上がった。
「うわああああああああ!!!」
 そこから、コーナーに座り込んでいた美月を強引に引っこ抜いて見せた。
 逆さのまま伸びあがった美月の体は、そこからコーナーと相羽の身長を足した距離を落下。
 快音を響かせてマットの上へ背中から着地した。
 
「ちっ」
 見事な雪崩式ブレーンバスターであったが、美月はしっかりと受身は取っていた。
 それでも一瞬呼吸が止まるような衝撃が去ったあと、少しずつ体を動かして起き上がろうとする。
「ハァ、ハァ……」
 同じく起き上がろうとしている相羽の方が、ダメージは深いかもしれない。 
 あれだけ頭を攻撃された上、自分でコーナーから落ちたのである。
 それでも相羽は、意地で美月より先に立ち上がり、
 片膝をついている美月を再度ブレーンバスターの体勢に捕らえた。
「ふんぐっ!」
「くっ」
 美月も中腰のまま必死で踏ん張るが、相羽の執念か、少しずつ体が浮かされていく。
「今度は、ボクが、勝つッ!!」
 完全に美月の体が持ち上がり、宙に浮いた。
 そしてそのまま美月を真上に持ち上げ、後ろに倒れ込むかに思われた。
 我慢比べには遅れをとった美月も、持ち上がったところで頭に膝を入れて逃れようと狙っている。
 しかし、そのスキは無かった。
 美月を持ち上げきった相羽は、空中で美月の体を横に回転させてひっくり返しつつ、
 自分自身は倒れるのではなく、その場で勢いよく尻餅をついた。
「なに……?」
 全く予想外の技だった。
 空中で向きを変えられた美月は、マットに対して仰向けではなくうつ伏せに叩きつけられる形になったが、
 相羽が尻餅をついたことで、その肩が美月の頭の下にくることになる。
「がっ!?」
 相羽の肩で顎を跳ね上げられる形になった美月は、両膝立ちのまま、リング中央で硬直。
 そこへ、
「決めるッッッッ!!」
 すかさずロープへ飛んだ相羽の全力エルボーが襲い掛かった。
 前傾して倒れ込むように突っ込んだ相羽に倒され、勢いそのままに押さえ込まれる。
 誰もが、相羽の勝ちを確信した瞬間であった。 

 だが、美月はこれをクリアして見せた。
 ギリギリ、本当に2.9と3の間の際どいところであったが、
 なんとか美月は相羽を跳ね除けて肩を上げた。
 カウントを数えていた観客の声が一瞬驚きに変わり、
 ついで歓声になってその場を踏み鳴らす音と共に降ってくる。
 そして美月は、ロープにすがってどうにか立ち上がりかかった。
「もう一度だ!いけぇっ!!!」
 呆けていた相羽も、セコンドにつきながら初めて声を発した越後に促され、再度突進する。
 これを美月は、滑り込むような低空ドロップキックで迎撃した。
 膝を打ち抜かれた相羽が前のめりに倒れ、スライディングした美月がその背後で体を起こす。
 体が咄嗟に動いた。
 相羽が立ち上がるためについた左膝に、斜め後ろから左足をかけ、右膝を降り抜く。
 背面からのシャイニングウィザード。
「ハァ……」
 動かなくなった相羽を掴んで無理矢理引き起こし、太股の間に頭を挟んだ。
 このままフォールへいっても、起き上がってくるかもしれない。
 そう思うと、この技で決めるしかなかった。
 美月は、最後にもう一度相羽の頭をマットに叩きつけることで、ようやくこの試合に決着をつけた。


 試合終了のゴングが鳴らされたあと、リング上では二人が折り重なって倒れており、
 双方とも自力で起きる気配が無い。
 すぐに早瀬と越後がそれぞれに駆け寄って無事を確認する。
 早瀬に肩を貸されて立ち上がった美月は、勝ち名乗りを受けるのも物憂かったが、
 その右手がいつもより高々と掲げられた。
 揚げているのは、相羽であった。
「……やるじゃないですか」
「そっちこそ」
 それだけ言って、二人はそれぞれに引き上げていった。

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by right-o | 2011-12-19 21:36 | 書き物
確か1週間ぐらい前、かなり久々でブログのスキンを変えておいたんですが、
何か見づらいので元に戻しました。
なんかねぇ、しっくりこない。


ホントはだらだらを一本上げておきたかったんですが、
飲み過ぎのせいか一日頭が動かなかったので明日か明後日にさせてください。

下の旅行の話も、何か段々投げやりになっていってます。
夜とか買い物とか書きたいことは色々あった気がするんですけどね。


4周連続で旅行に行ってたらいつの間にか年末が間近。

来週は有馬か。早いなあ。

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by right-o | 2011-12-18 21:40 | その他