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最近、更新予告の通りに更新できたことがほとんど無いような気がする。

福岡は雨が降り過ぎて大変だったということで、ご容赦下さい。
事務所に泊まり込みで防災対応ですよ。

かと思えば竹を取って水鉄砲を作ったり、草刈りをしてみたり。
俺、事務職じゃなかったっけ…
ってまあ、別に不満は無いんですけど。


web拍手お返事 完成しましたか…ありがとうございます。

>折角だから抱き枕も購入するのです。タワーブリッジかけたりマウントポジションの練習に使(ry

マウント…ああ、別の用途ですね。わかります。

コミケ、一万円以上お買い上げで紙袋がついてくるサービスって、
抱き枕購入者への優しさでしょうか。


>そんなわけで調子に乗って作ってみました。→ 
>ちょっとカレー感があまり出ず、頭にカレー的な絵を貼り付けるので精一杯ですが・・・ タベテー (カレーマン)

マジデスカ。 
まさか本当に作ってもらえるとは…
ありがとうございます。

カレーと言えばつい先日、献立の妙で4食続けてカレーを食べました。
「またかよ…」とか言いつつ、カレーなら食べれるもんです。

そうそう、U-1700ヒールで同リーグでしたね。
お手柔らかにお願いします。


というわけで久々に大会へ出場中。
とりあえず2次リーグまでに龍子さんの防御を全Sにしておきたいところ。
ブランクレスラー使用でS8個が私のできる育成の限界です。


次回は多分、試合以外の話を上げる予定。
そろそろアレの締め切りも視野に入れとかないと。

と、もう一つ。
どうやら今年も夏コミに行けそうです。よろしくお願いします。
あと札幌記念も行ければ行きます。

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今年は。

公式にコミケの話題が載ってましたね。
ラフ画集と桜井テレカ目当てに行こうかどうしようか。


web拍手お返事 何故かラリアットが決め技でもありがとうございます。

>もう、マイクアピールが、完璧(カレーマン)

ホントにこんな感じですもんね。
ひたすら日本人レスラーの名前を絶妙なイントネーションで連ねていくだけという。
でも普通に喋ってたこともあったような。


>ある意味黄色い悪魔。立ち位置は多分ヒール。

見た目コミカルなのに超実力派という、なかなか扱いに困るヒールになりそうです。
得意技はカレーミストか。


>品です。確実に楽しんでますね。ゆっこさんは。神楽さんと鏡さんの個人的な見解なのですが、鏡さんはMなところが予想できますが、神楽さんはなんか想像つかないんですよね。これが勝敗に影響したのかな・・・

そうそう、鏡さんは受けに回っても良さそうな。どっちも楽しみそう。
社長なんかには結構しおらしかったりとか。

まあ…試合の台本書いてる人には多大な影響がありました(笑


>不当な契約って、「リユ・キクチ」を口にするのは禁止と言うことですね。

私が過去作を知らないだけかも知れませんが、なんかゆっこさん的に菊池の名前はパッと出てこなさそう。
なんだかんだで最初は市ヶ谷かなと。

…あ、元ネタ的には普通に「ムトウメグミ」みたいな姓→名の順でよかったのか。


>菊池の発言は(神○や桜○が好きであの衣装を着ているとは思えないので)レッスルのある意味真実に迫った発言なんじゃ

あー、確かに。
試合に対してはストイックでも、着る衣装には拘らない…ってのも無理があるか。

そんな中身と外見が一致しない人が多い打撃系にあって、一人我が道を行く斉藤さん。
…と言いたいところですが、よく考えれば何故わざわざ袖の破れた空手着を着ているのやら。

あと個人的には零のスク水っぽい服も謎。



さて下の話、前回から引き続いて「カレーマン」という実在のレスラーをネタにしたものです。
日本にも長いこといたので知ってる人も多いでしょう。

レッスルでやる場合、中身はもちろんあの人。


そうそう、短編集ようやく買えました。
感想は明日辺りに全話まとめて上げようと思います。

ただとりあえず、どこをどう捻ったらあのめぐちぐ連携が出てきたのかが気になる。
投げっぱなしのブレーンバスターて。

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 とある夕方。
 社長が一人でパソコンに向かっていると、社長室のドアが突然大きく開け放たれた。
「社長!!」
「うおっ!何だ菊池、せめてノックぐらい…」
「それどころじゃありません!祐希子さんが大変なんです!!」
「祐希子がどうした?電話で何か言ってきたのか?」
 社長室に乱入してきた菊池が慕う祐希子は今、海外遠征に出ていた。
 当然の流れで、社長は単身で外国にいる祐希子の身を案じたのだが、
「そうじゃありません!とにかくコレを…」
 言うなり菊池は社長を押しのけてパソコンを占拠すると、暫く検索サイトに色々な言葉を入力しては試していた。
 が、結局目的地にはたどり着けなかったらしく、
「もうっ、さっきのアレはどこなのっ!?こうなったら朝比奈さんを呼んできます!!」
「い、いや俺にも仕事がだな…」
 こと祐希子については普段以上に熱の入る菊池の背中に、社長の声は全く届かない。
 数分後、菊池に引っ張られるようにして部屋に入って来た朝比奈が開いたのは、
 ある海外の動画投稿サイトであった。


『コ~ンニチワ~』
 という、外国人による間の抜けた日本語発声のあと、
 黄色と赤を基調にした全身コスチュームに黄色い帽子を被った、赤いマスクのレスラーが入場ゲートに姿を現した。
 そいつは皿を持つように開いた両手を肩の上で上下させて踊りながら、
 体を揺らしつつリングに転がり込むと、帽子を客席に向かって投げ捨てた。
 そして帽子の下から現れたビニール製のカレーを得意げにアピールし、指で皿の縁を拭う。
 業界にマスクマンは数いれど、マスクの上にカレーを乗せたヤツはまず他にいないだろう。
『From Yamaguchi,Japan....CURRY WOMAN!!!』
 TWWAのリングアナからコールを受けたカレーマスクは、コーナーにもたれて胡散臭そうに自分を見ている対戦相手に対し、  
 指を曲げてcurryの「C」の字を作った右手を大きく顔の前に突き出した。
 動く度にピンク色の後ろ髪が揺れたが、ここTWWAの常設会場に、
 それを見てマスクの下を推測できる人間などいるはずがない。

「…なんなのコイツ。馬鹿にするんじゃないわよッ!」
 ふざけた対戦相手に業を煮やしたソフィアが、ゴングと同時にその頬を張り倒そうとする。
 が、カレーマスクはひょいと身を屈めてこれを難無くかわした。
「このっ、このっ!!」
 更にソフィアは意地になって左右の平手を振り回すが、かする気配すらない。
 どころか、ソフィアの攻撃をかわすごとに、怪人は左ジャブを小刻みに繰り出していく。
「うっ、くっ、このぉっ!!
 何度目かにソフィアが怯んだところを見計らい、大きく振りかぶった怪人の右パンチが炸裂。
 仰向けに引っくり返ったソフィアを足で転がしてうつ伏せにすると、その上に飛び乗って踊り始めた。
「もう、なんなのよ…ッ!?」
 振り払って飛び起きたソフィアの目に、怒りと恥ずかしさのせいで涙が滲んでいる。
 この怪人、どこをどう見ても色物でありながら、中身が中身だけに動きは異様なほどキレていた。

 ソフィアが一方的に遊ばれる展開が数分続いたあと、フィニッシュはあっさりと訪れる。
 ロープに飛ばしたソフィアが跳ね返ってくるところを目掛け、カレーマスクの右腕が唸りを上げた。
「ぎゃあッ!!」
 抜群のタイミングでカウンターを受けたソフィアが一回転すると同時に、
 怪人は何故かそのカレーが乗った頭をペコリと下げてお辞儀。
『ドウモ、ラリアット!!』
 試合前に本人から伝えられたと思われる技名を実況が叫んでいたが、
 果たしてアメリカ人に意味がわかっているのか怪しいものである。
 ともあれ、試合そのものはカレーマスクの勝利で終わった。
 試合後もノリノリでアピールを続けるカレーであったが、リングに上がったインタビュアからマイクを向けられると、
 そのマスクの下に明らかな動揺の色が表れる。
 どうやら、英語は苦手らしい。
「え、え~っと……」
 口ごもるカレーマスクを見て、同じTWWA所属外選手のよしみか横からソフィー・シエラが割って入り、
 カレーに向けてそっと片目をつぶって見せた。
 自分が適当に誤魔化すから、何を喋ってもいいと伝えたかったのだろう。
「…び、ビューティイチガヤ、サンダーリュウコ、ブレードウエハラネ!」
『彼女は、この団体で更なる高みを目指すと言っているわ』
「パンサーリサコ、ボンバーキシマ、えーっと…メグミ・ムトウネ!」
『こんな雑魚では相手にならない。メガライトを出せ、血祭りにしてやると言っているわ』
 …というような、適当なのか機転が利くのかわからないソフィーとのやり取りもあって、
 とりあえず、カレーマスクは歓声を背にデビュー戦のリングを降りることができたのだった。


「くっ…はははは!なんだあのカッコは!!」
「な?面白ぇだろ!昨日ネット見てたら偶然見つけたんで、みんなに教えてやったんだよ」
「二人ともっ!笑い事じゃありませんよ!!」
 モニターを指さして笑う社長と朝比奈を見て、菊池は机を叩きながら熱弁する。
「祐希子さんはきっと向こうで不当な契約を結ばされて、嫌々あんなことをやらされているに違いないんです!
 さあ、今すぐあの団体に抗議してくださいッ!!」
「いやー、あれは絶対楽しんでるだろ。カレーをモチーフにしたマスクマンなんて、
 アメリカ人は普通思いつかないだろうし」
「だよな。っていうか、いくら英語が喋れないからってあのマイクアピールはねーよなぁ。
 あれ思いついた名前適当に言ってるだけだろ」
「そんなことありません!!!」
 楽しんでやっているのかどうか。
 それは結局、本人のみぞ知るところであった。

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by right-o | 2009-07-20 21:50 | 書き物
福島・新潟へ夜行バスで旅していた日々のこと。

本当、祝日と平日の区別が無かったあの頃のことを、
つい昨日の出来事のように思い出す今日この頃。
こんな調子でよく社会人をやっていられるもんです。


web拍手お返事 なんだか絶不調な文章でしたが、ありがとうございます。

>ここは私がコメントしないといけない気がしないでもないのですが、とにもかくにも !!!Σ(゜ロ゜)!!! 見たいな顔してみてました。よし、作ってみよう。(カレーマン)

何の断りも無しにすいません(笑

しかし、エキプロでの作成は難儀そうな予感。
とにかく肝心の「カレー」部分をどうにかしないことには。

ちなみにカレーウーマンネタは次回全く別の話としてリベンジします。


>誰だろう?カレーウーマン

通りすがりのカレー好きだという話ですが、誰ですかねぇ。
何か実力者っぽい気がするんですけど、正体は全くの謎です。


>こんばんわ、シローです。2万ヒット記事へのコメント、誠にありがとうございます♪やはりお仕事を始められてお忙しいようですが、エキブロ同志、これからも宜しくお願いします♪短編集は買えましたか~?それでは、これからも記事や活動楽しみにしております。頑張って下さいませ~♪

レッスルブログ内でもエキブロは珍しい(?)みたいですね。
色々と不便な点も多くてちょっと納得ですけど。

短編集はまだ買えていません…
遠出して買いに行かなきゃですよ。

こちらこそ、リプレイ等の新しい試みと日々の更新を楽しみにしてますので、
これからもよろしくお願いします。


と、そうそう仕事と言えば。
先日、棒茄子というものを頂きました。
都市伝説かと思っていたら、実在したんですね。

というわけで、即日に薄っぺらいテレビとPS3を同時に購入しました。
今GTA4で市民を撃ちまくっております。
社会人になったことを初めて実感できたような気がしてます。


なかなか慣れない仕事だけど、まあ今はとにかく頑張らないと。

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ジ:夏競馬のローカルGⅢになんでまた予想を…
美:まあ今回は、ね。


美:というわけで私、杉浦美月とジョーカーレディが以下略。
  腹が立つほど無駄に暑い日々、みなさま如何お過ごしでしょうか。
ジ:これぐらい耐えられないとは、日本のレスラーは軟弱だな。
美:起き抜けから練習中までエアコンの効果範囲で生活するのを、日本では耐えると言わないんだよ畜生。


美;ともかく、今回はこちら。

アイビスサマーダッシュ
◎エイシンタイガー
○アルティマトゥーレ
△クールシャローン
△シャウトライン

美:直線馬鹿決定戦かと思いきや、意外と本番に向けて侮れない結果が出ているこのレース。
 傾向としては、3歳と牝馬が強いってことぐらいでしょうか。
ジ:あと外目の枠な。これは時期が開幕週に移ってからも同じこと。


今週の切り札
▲ウエスタンビーナス

美:データからいっても十分拾える馬ですけど、なんでまた。
ジ:つまり乗り替わりだ。ちょっと前まで主戦を務めていたあのジョッキーの呪縛から解かれ、  
  どこか重賞で一発やらかしてくれるはず。
美:主戦て…ああ、あの人。
ジ:とはいえ、某関東ジョッキーからの乗り替わり自体は前回からだけどな。
  

美:しっかし、なんで1000m真っ直ぐなコースなんて作ったんですかね。
ジ:まあでも海外にはもっと長かったり形が変わってたり、色々あるわな。
美:土地が余ってるんですかねぇ。

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by right-o | 2009-07-19 01:06 | 競馬
「ドウモ、ラリアット」を入れるの忘れた。


そういう…いや、どういうわけだか、今回はTNAネタの続きでしたとさ。


web拍手お返事 お申し出ありがとうございます。

>初めまして。レッスル駅伝でシローさんからバトンを受け取らせて頂きました、カウント2.99からの逆転劇の管理人Dolphinと申します。第5回はいろいろ変わりますが、参加して頂ければ幸いです。神楽さんは私もいろいろと強いイメージがあります。その中にはお色気も加算されますが・・・(爆)。えっとそれから、妖獣 マホが現れたのですが、どうすればよろしいでしょうか・・・・あと、もしよろしければこちらからリンクさせて頂いてもよろしいでしょうか。うちのサイトはOKですので。

どうも初めまして、ライトオでございます。
駅伝の実況は陰ながら楽しく拝見させていただいてました。

第5回は正直ちょっと迷っていましたが、参加させていただこうと思います。
もっともエントリーはギリギリになるかも知れませんけど…

神楽はまた鏡さんとは違った大人の女性というか、
何か雑でラフな感じが良いです。お色気は鏡さんと5分かな。

マホは…メロンパンを与えていると低確率で仲魔にできます(嘘


リンクは歓迎ですのでどうぞどうぞ。
むしろこっちからお願い致します。

だいぶサボり気味のブログですが…よろしくお願いします。



間違って書きかけを上げてしまったり、内容もちょっと調子悪かったり、
下のはなかなか…どうにか上げられた感じです。

やっぱり短編集が買えなかったのが悪いんだ。きっとそうだ。

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 二度目の美沙対栗浜戦から、さらに一週間後。 
 フードの付いたマントを脱ぎ捨て、普段通りにロープを軽々と飛び越えて美月がリングインする。
 小さな体に自信を漲らせたその横で、やや遠慮がちに美沙が立っていた。
 美沙の表情を曇らせる元は、今夜も対角線上で薄笑いを浮かべる栗浜亜魅。
 二度続けて惨敗を喫した相手に、美沙はすっかり苦手意識を持ってしまっていた。
 栗浜の方も、そんな美沙の心中を見透かして弄ぶように、マイクを持ってこう切り出した。
「この試合、もっと面白くするアイデアを思いつきました。
 フォールを取られて負けた人間は、今後二度とこのリングに上がることはできない――
 なんて、こういうのはいかが?」
 咄嗟に何か言い返そうとした美月へ手を振って遮り、栗浜は更に続ける。
「もちろん、この提案には何の拘束力もありません。だから負けた人が自主的に選べばいいんですよ。
 試合前に一度決まったことを無視して居直るか、それとも潔くここを去るかどうか、ね。
 もっとも、初めから自信が無いような人に無理強いするつもりはありませんけど。フフフ…」
 美月の疑問に答えるような話の継ぎ方をしながらも、栗浜は美月の方を全く見ていない。
 震える拳を握り締め、唇を噛んで俯いている美沙の様子を、栗浜は心底楽しそうに眺めていた。

「それは残念ですね。先週から引っ張ったあなたのご主人様、初登場にして最後のお目見えとは」
「フッ、まさか。ご主人様の心配などする前に、自分の心配を……いえ、
 あなたの隣で怯えている人の心配をしてあげた方がよろしいのでは?
 哀れというか惨めというか、見ていられませんわ」
「……!」
 ここで美沙は初めて顔を上げ、ニヤニヤしている栗浜をキッと睨みつけた。
 少し瞳が潤んでいたが、美沙にもまだ意地が残っていることをその表情が示している。
「何にしてもご主人様の心配は無用です。それでは、どうぞこの場にいらして下さい、ご主人様!」
 呼び込んだ栗浜の声に応え、入場ゲートの上にあるスクリーンと音響が反応した。
『SHE IS HOT!!』
 無駄に良い声の英語音声に合わせ、後ろを向いた謎の人物の右腕らしき場所に書かれた、
 黄色い「HOT」の文字が大写しになる。
『SHE IS SPICY!!』
 続いて同じく左腕「SPICY」の文字。
『SHE TASTES GREAT……』
 カレーの入った皿を模したものを頭の上に載せた、赤いマスクのアップ。
『CURRY WOMAN!!!』
 それまでの重い雰囲気をぶち壊しにする軽いノリのBGMに乗って、
 開いた両手を天井に向けて上下させながら、恐らく炎をイメージしたと思われる、
 赤と黄の波模様が入った衣装を着た怪人が、マスクの後ろからピンク色の髪を靡かせて会場に姿を現した。
 呆気に取られている客席と対戦相手を完全に無視し、カレーの載ったマスクを被った怪人は、踊ったままでリングに転がり込み、
 コーナー上でカクカクと腰を左右に振りながら開いた手を上下させてアピールを続けた。
(ご主人様は、時々わからない…)
 ノリノリのご主人様に一人だけ笑顔で拍手しながらも、栗浜でさえこの怪人の頭の中をいくらか疑っていたりした。
 

 ともかく、試合が始まった。
(ど、どういうヤツなのです…?)
 美月が無言で赤コーナーに引っ込んだため、自然と先発は美沙と、最後に入場してきたあの怪人。
 見た目は完全なイロモノでも、あの栗浜のご主人様ならひょっとするともの凄い実力者なのかも……と、
 美沙がそんなことを考えながら様子を窺っていると、
 怪人はおもむろに右手を美沙へと差し出してきた。
「……!」
 美沙が恐る恐る握り返すと、怪人は会心の笑みを―マスクの下に―浮かべてのサムアップ。
「こ、このっ!」
 人を食った態度に業を煮やした美沙が、まずはアームホイップで先制。
 すると怪人はすぐさま立ち上がって同じ技で投げ返し、
 さらに立とうとした美沙の足を払って再度倒すと、素早く覆い被さってフォールへ。
(早い…?)
 手慣れた一連の動きから、美沙は怪人をスピードと技術で勝負するタイプと当て込んだ。
 フォールを跳ね返して立ち上がり、怪人の腹部へトーキックを蹴り込んでロープへ飛ばす。
 さらに美沙は、怪人に付き合うつもりでマットへうつ伏せに体を投げ出し、
 その上を怪人に飛び越えさせようとしたが、
「…?」
 ロープから跳ね返ってきた怪人は美沙の前で立ち止まり、
 「なにしてんの?」とばかりに倒れている美沙の上へ両足で飛び乗って踊った。
「ちょっ…!?」
 馬鹿にされた美沙は怪人を振り落としながら急いで立ち上がったが、
 向かっていこうとした瞬間、背中に他人の手が触れる。
「代わって」
「う……わかったのです」
 赤コーナーから目一杯乗り出して美沙にタッチした美月に、美沙はしぶしぶ従う。
 対して怪人も、指をチッチッと振りながら青コーナーに戻って行った。
(アイツは一体何なのです…!?)
 訝しみながらも、美沙は怪人のお陰で一時だけ試合の暗さを忘れることができていた。

 代わって美月と栗浜の戦いになると、やはり空気が一変する。
 参戦以来、美沙をはじめこの団体のレスラーを悉く圧倒してきた栗浜相手にも、流石に美月はひけを取らない。
 体格はほぼ同じながら、わずかに打撃と力技では栗浜が優り、それ以外の技術とスピードでは美月が優るようであったが、
 王者としての気概と経験の差か、やや美月が押しているように見えた。
 が、その流れも、結局は美月が出ている間だけのもの。
 機転を利かせた栗浜が、コーナーに控えている美沙に美月を接触させ、わざと交代を成立させると、
 今度は一転して栗浜組が優位になる。
 やはり美沙と栗浜の間にある苦手意識と実力差は、容易に克服できるものではなかった。
「よいしょ、っと」
 栗浜は自分より大きな美沙を背後から抱え上げると、そのまま投げ捨てずに自軍コーナーへ近づいた。
 そして美沙の両足を、コーナーを跨ぐ形でセカンドロープの間に差し入れ、カレー頭の怪人とタッチ。
「!、!、!、!」
 コーナーポストに抱きつくような形で固定されている美沙を尻目に、怪人は距離を取りながら手拍子を要求する。
 十分に助走距離を取ったあと、背中を見せている美沙に向って打点の高い串刺しヒップアタック。
 怪人とコーナーポストの間に挟まれ、足をロープに引っ掛けたままの美沙が、上体をぐったりと後ろに垂らしたところへ、
「フン、さっさといなくなれっ」
 と、相変わらず容赦の無い栗浜のフットスタンプが降って来た。
「うぐぅッ…!!」
 三戦連続で腹部を踏まれた美沙は、今回もこの技で動きが止まってしまう。
 そして、この試合が今までとは違うタッグマッチであることも、栗浜はちゃんと計算に入れていた。
「美沙…!」
 たまりかねて救出に入ってきた美月に対し、まずリング内の怪人はあっさりと蹴散らされたように見せかける。
 次いでロープ越しに殴られた栗浜も過剰によろけて見せ、美月の油断を誘った。
「うっ!?」
 そして美月がリング内へ向き直ったところで、栗浜はロープを挟んだままでその背中へと飛び掛かる。
 左腕で強引に相手の首を脇に抱え込みつつ両足を体に巻きつけ、立ったままでの胴締めドラゴンスリーパー。
 間にロープがあるからこそできる技である。
 そのためどうやってもギブアップは取れないが、タッグマッチで控え選手の動きを封じるにはこれ以上ない技であった。
「ここでじっくりと見学していましょう。ご主人様があいつを沈めてしまうのを…!」
「くっ…!?」
 美月の腕力では、どうやっても栗浜を振りほどくことはできそうにない。
 栗浜の言うように、美沙の様子をただ黙って見ているしかなかった。
 動けない美沙を前にして、フィニッシュを任された怪人は暫く顎に手をあてて考えている様子だったが、
 ついに手をかけて美沙を無理矢理に引き起こし、
 それから何を狙ったのか、正面から美沙の首を抱えてブレーンバスターの体勢。
「よっ、と」
 しかし、小さく掛け声をかけて持ち上げにかかったところで、美沙が最後の意地を見せた。
(もう、負けたくない……のですっ!)
「わわわっ!?}
 痛むお腹に精一杯の力を込め、不意を突かれた怪人を逆にブレーンバスターで持ち上げた。
 …かに見えたが、
「あっ」
 持ち上げ切る前に、美沙の体の方が悲鳴を上げた。
 疲労から足がもつれ、踏ん張りが利かなかったのだ。
 そのまま足を滑らせ、中途半端な体勢から背後に転倒。
 首を取られていた怪人は、急角度のDDTのような形で頭からマットに突っ込んだ。
「ご主人様!!」
「ッ!」
 予想外の事態に気を取られた栗浜へ、そのスキに腕と足を振りほどいた美月がオーバーヘッドキック一閃。
 栗浜を場外へと叩き落とした美月は、ぼうっとしている美沙を押しのけ、
 返す刀で頭を押さえてうずくまる怪人を起こすと、相手の痛めた頭を太股の間に挟み込んだ。
「落ちろッ!」
 そのまま前方に一回転し、必殺の前転式パイルドライバー。
「押さえて!」
 美沙の襟首を掴んで怪人の上に被せると、カットに入りかけた栗浜をもう一度蹴り落とす。
 こうして、経緯はどうあれ、美沙は初めて栗浜に試合で勝つことができたと同時に、
 どうにか生き残ることができたのであった。


(ど、どうしようか?いやー、まさか本当に負けるとは思わなかったよ…)
(もう!遊び過ぎですよご主人様!)
(う~ん、やっぱりマスクなんて慣れないことはするもんじゃなかったかな)
「……で?」
 カレーが乗った頭頂部を押さえながらヒソヒソと相談をする怪人と栗浜を、
 美月が冷やかに見下ろしていた。
「くっ…覚えてなさいっ!!」
 捨て台詞を吐いた栗浜は、最後にまだぼうっとしている美沙の方を睨みつけたあと、
 怪人を促してすごすごと退場していった。
 その様子をなんとなく目で追っていた美沙へ、美月からマイクが渡される。
「はい、締めて」
「えっ!?…あ、えっと、み、美沙の魔法、思い知ったか!なのです!!」
 何はともあれ、久々の美沙らしく緩いマイクに、観客は暖かい拍手を送ってくれた。
 ただ一人、
(あれだけ酷い落ち方をして無事とは…中身は名の知れたレスラーかも知れませんね)
 美月だけは、初登場にしてリングを去ることになった妙な怪人の後ろ姿を、
 興味の視線で見送っていた。

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by right-o | 2009-07-16 23:26 | 書き物
土日の内にSS更新とか言っておきながら…まだできてませんごめんなさい。(汗

まあ実は近しい身内が亡くなったもので、バタバタしておりました。


そういえば、サバ2の短編集が発売なんでしたっけ。
これを手に入れられれば、やる気大幅アップは間違いないんですけどねー…

私の場合、レッスルのSSを書く時の大きな原動力の一つに、「そうじゃない」という気持ちがあります。
何がと言うと、プロレスが。

レッスルに限らず、他人が書いたプロレス関係の物語に触れた際、
それが面白いかどうかとは別に、私は大体「プロレスってそうじゃない」と感じることが多いです。
プロレスってのは、そんなに高尚なもんじゃない。
プロレスってのは、そんなに感動的なもんじゃない。
プロレスってのは、そんなに道徳的なもんじゃない。
何より、プロレスは真剣勝負じゃない。

もっと下品で、過激で、無茶で、馬鹿らしい見せ物がプロレスじゃないかと。

といって、こうして比較するもの無しに並べ立てても誰にも何も伝わらないわけで、
だったら仕方がない、自分で書いてやる――と、いうふうに勝手にモチベーションが上がるわけです。


そういう意味で短編集には大きな期待をしています。
間違いなく一つはかならずあるでしょう。王道の熱血ものが。

上にあるように、別に楽しめないわけじゃないんですよ。
ただ読み終わったあとに段々と、「自分ならこうする」っていうネタとやる気が湧いてくるはずなので、
これから日々の更新と某イベントに向けた燃料にさせてもらおうと思います。


…ま、それもこれも明日福岡に短編集が売っていればの話ですが。
天神のまんだらけに期待。



そうそう、プロレスと言えば。
水曜更新分の週プロ携帯サイトのコラムなんかで知ったんですけど、
どうやら某メジャーでひと揉めあったみたいですね。

団体に思い入れのある方には悪いけれど、私はこういう話題は楽しく見ます。
これもまたプロレスってことで。

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仕事の辛さを忘れるほどに。


ついに動き出したあの企画について、
自分は何をどうしようかと考える楽しい日々が続いております。
ま、いざ書きだしたら辛いこともあるんでしょうけど。


web拍手お返事 こっちの方はこれからどうしようかと悩みつつ、ありがとうございます。

>品です。セフセフアウト←どっちやねんw いやぁ~、正直どちらが勝ってもおかしくない試合ですよね。このペースで行っちゃうと神楽の永久防衛では・・・私はキューティー金井になんてことをさせてしまったんだ~。しかし、神楽はつるぺたには興味なかったんですね。

俗に言うセウトですね(?)

本当に今度こそ普通の方面に軌道修正したいところなんですが、
ハードコアばっかりはわかりません。
神楽は普通にやってもそこそこ強いイメージはあるんですけどね。

つるぺたに興味が無いのは私の趣味…かもしれません。

ただ個人的に、美月にはターニャや綾っぺほども色気を感じなかったり。
メガネがもう少し小さめなら良かったかも。



明日か明後日には普通にSSを更新できると思います。
ハードコア以外で…って最近は悉く予告と別のものを上げている気がする。

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ぐらいじゃないでしょうか。
X指定まではいかない…はず。


そういうわけで、今回は自分でもまさかのエロSSでした。
一応元ネタはこちら。
【ニコニコ動画】WWE - 2001年以降のRAWでの最高視聴率を記録したエッジ&リタの祝賀会

リタがこんなビッチ(色んな意味で)になろうとは、この数年前は思いもしませんでした。


web拍手お返事 突然のエロネタにもありがとうございます

>こういう試合は動画で見たことがありますが……何が起ったー!? 正義の味方が正攻法で倒すしかないのか!?

むしろその試合というのが気になるような…

神楽が何を使ったかはご想像にお任せします。
まあ、その、ファンタジーということで…


>ハウスショーならともかく生放送ならそりゃ大問題でしょう。

大丈夫、大事なところはギリギリ映ってませんから。
って後半はどこ映しててもアウトか。


そういえば何年か前、WWEでセイブルの胸が完全に見えた記憶があるんですが、
アレは故意だったのかなあ。

>そんな!鏡が破れるなんて!

一応、勝敗については真剣に悩んでみました。
まあ、たまにはネコ役の鏡さんもいいんじゃないかということで。


>多分視聴率はアメリカなら5.2%、日本なら25%は越えますね。そしてきっとこれからのキャリアを”Rated”プロレスラーとして以下略的な。鏡さんの「受け」が愉しかったです。(カレーマン)

なんか神楽にはスピアーが似あうような気がしてきました。

日本なら、一回の伝説と引き換えに番組打ち切り確定です。
なんという江頭的思考。


Sは優秀なMであるとか、別にそういうことが言いたいわけではないです。
断じて。


>こんばんわ、シローです。第四回レッスル駅伝へのご参加誠にありがとうございました~♪次回からは私の手を離れますが次回以降も開催されましたら楽しく盛り上げていきましょう~♪それでは、これからも更新など楽しみにしております。本当にありがとうございました~♪

2回に渡って開催御苦労さまでした。
そういえば私は2回ともギリギリのエントリーだった気がします。

新コース等様々な工夫が盛り込まれた第4回でしたが、
これからまたどんどん変わっていくようですね。
次回は参加者として一緒に楽しみましょう。


>HIGEさん

こちらこそ御無沙汰しております。
前回のオフ会に不参加だったもので、お会いできず残念でした。

ついに始動ということで、了解しました。
これから大変かとは思いますが、よろしくお願いします。


さて、何を書きますかね…


>め、めくるめくかんのーの…と言う訳で官能小説デビューおめでとうございます(笑)しかし鏡様が遅れを取るとは神楽恐るべし!もう十六夜か真鍋くらいしか対抗馬が…って流石にもう続かないだろうけど。それにしても美月も可哀相に(笑)それから駅伝はお疲れ様です。テンイムホウならやっぱり愛知の天然娘は入れないといけないと思います。ウチはGⅠ馬らしからぬ凡走だったので次回はニシノマナムスメに改名しようかな…イヤ、ゴメン>mosuke

いやいや、私はこれぐらいのソフトな(?)エロが限界です。

そういえば十六夜がいましたっけ。
真鍋は瞬殺だと思います。耳年増なだけ、というオチで。

重賞も勝ってないし、天衣無縫は別にいいかなと。
最後中途半端に差してきただけで満足です。

マナムスメ…あんまり次回の距離が長いようなら心配な名前で…
って全然人のことは言えませんけども。




久しぶりに多くの拍手を頂きましたが…エロ効果か(違

ま、これもまた「プロレス」ですよね。

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