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なんというか、最近適当になってきたなあ…
下のは書きかけのままで年を越します。


さて、あと一時間ぐらいで今年も終わり。
振り返ってみれば、今年は自分にとってかなり運の良い年だったと思います。

何より年始のガチな抱負であったところの「就職」を達成できましたから。
それにしても、自分が内定もらった頃は売り手市場だったものが、
その数ヶ月後には企業の内定取り消しが騒がれるようになったわけで、
本当に運が良かったと思います。


レッスル的なところでは、オフ会に参加させてもらったのが思い出深いですね。
なんというか…本当にお世話になりました。
中でも、オフ会の翌日に阪神と園田につれて行って頂いたほたさんと、mosukeさんには特にお礼を申し上げます。


そういえば、競馬場巡りはイマイチ進まなかったですね。
北海道2場に行けなかったのは悔やまれます。
ただそれでも、新潟・福島・阪神・園田に行けたのは良い思い出。
馬券はさっぱりでしたけど。

競馬に続いて、プロレスの方は今年一年全くダメダメでした。
ゼロワン、NEO、ドラゲーぐらいしか行ってません。


最後にこのブログについて。
8月から開設2年目に入りましたが、今年は色々とやるだけやってみた感じです。
一応その甲斐はあったのか、以前よりはリアクションを頂けるようになり、かなり嬉しく思っています。
たまにやんわりと痛い所を突かれたりもしますが、それはそれで。

ただ、正直今は迷走してる感が。
なんとか元のペースに戻そうと思っているので、これからもよろしくお願いします(汗


それでは最後に。

今年一年の間にここを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

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(お、落ち着くのです!)
 いかにも威厳ありげな、大きな金のベルトを巻いて入場してきた王者の足が、
 リングを前にして止まってしまった。
(5対1で戦うわけではないのだから、きっと付け入るスキはあるはずなのですっ…!!)
 目の前には、リング全体を覆ってまだまだ余る巨大な鋼鉄製の檻と、
 その中で待ち構えている五人のトップレスラー達。
 どんなに自分へ言い聞かせても、両足が前へと進んで行かない。
 美沙が、このように一見して場違いな死闘の舞台へ立つことになったのには、理由があった。

 年末のビッグマッチから遡ること一ヶ月前。
 この日、当時のチャンピオンだった理沙子と美沙で、タイトルマッチが行われた。
 団体の大エースである理沙子に対して若手成長株の美沙が挑む、という感じの一戦で、
 言ってみればチャレンジマッチのような、理沙子が勝って当然という試合だった。
 実際に試合はその通り展開していき、王者が挑戦者の攻めを全て受け止めたあと、
 力の違いを見せ付けるようにして挑戦者を圧倒。
 あとは仕上げのキャプチュードが決まって磐石の防衛…となるはずだった。
 しかし試合の最後の部分で、以前から理沙子と因縁を抱えていた小鳥遊が乱入。
 このタイトルマッチを滅茶苦茶にしてしまう。
 巨体に似合わぬ速さでリングに駆け入るなり、ガルムズディナーで王者を吹き飛ばし、イスで殴打。
 すぐにバックステージから駆けつけた他の選手達に取り押さえられたものの、
 理沙子を完全にKOしてから慌しく去って行った。
 と、それだけで済めばよかった。
 問題は、小鳥遊を止めに入ったレフェリーが、
 ノーコンテストを宣言する前に突き飛ばされてダウンしていたこと。
 自然、小鳥遊が連行されたあとのリング上には、
 意識の無いチャンピオンと意識を取り戻しつつあるレフェリー、
 そしてただ端っこで呆然と立っているだけの美沙が残る。
 この場面で、すかさず魔女の瞳がズル賢い光を放った
(これは、美沙がチャンピオンになれるのです!)
 そのままフォールへは行かず、一度引き起こしてちゃっかり黄泉落しまでくらわせる念の入れよう。
 こうして美沙は、試合前には自分でも予言できなかったまさかの番狂わせを引き起こした。

 ただ、ここで終わっていればまだ、例えば理沙子と再試合を行うぐらいのことで終わったかも知れない。
 王座奪取後、物珍しさからマスコミの注目を集めた美沙は、そこで少し調子に乗ってしまったのだ。
「美沙の占いによれば、これから絶対王者の時代が始まるのです!」
 サービス精神が旺盛なのか、もともと単に口が軽いだけなのか。
 大勢から囲まれて取材された時など、美沙はつい大きなことを言ってしまう。
 そんな放言はもちろん、選手達の耳にも届くことになった。
 それからは「相手が美沙なら」ということも手伝って、団体内から挑戦表明が続出。
 ベルトを奪われた理沙子や、その原因をつくった小鳥遊などはもちろん、
 しまいには美沙より下の世代の選手までがこぞって名乗りを上げ、収拾がつかなくなってしまった。
 そして、多すぎる挑戦者達を前にした団体の社長が、最後に適当な決定を下す。
 「もういっそ、5人ぐらい一辺に挑戦させたらどうだろう」と。
 ついでに、五人がバラバラに戦っては観客が見づらいからということで、
 全員が大型の金網の中で戦うことが決められた。
 かくして美沙は、その短くゆるいキャリアからは全く無縁な、壮絶な戦いの場に立たされることになったのだった。


「どうしたオラ!ビビってんのか!?」
 花道の途中で相変わらずもじもじしている美沙に向かい、小鳥遊が罵声を浴びせる。
「…怖気づいているのは、あなたの方じゃないの?」
「ああ!?」
 赤コーナーに陣取っていた理沙子が、ロープ際の小鳥遊の背中に声をかけた。
「この試合、別に王者から勝たなくともベルトは手に入るわ。わざわざあの子を待っている必要は無いはずよ。
 まあ、私を襲った卑怯者のあなたでは、この中ではあの子ぐらいしか実力で勝てる相手はいないんでしょうけど」
 理沙子の言葉で、金網の中のリングにいる全員が一斉に身構えた。
 美冬、みこと、南、理沙子がそれぞれコーナーを背負い、小鳥遊が金網の入り口側のロープ際。
 この五人の選考だけは、団体が数多くの挑戦者候補から実力本位で行った。
 全員が、美沙以前にベルトを巻いたことのある一流レスラー達である。
「おもしれえ…。まずはテメェから、そのあとで全員をぶっ潰してやるッ!!」
 そう言って小鳥遊が理沙子に襲い掛かり、チャンピオン不在のままでタイトルマッチがスタートしてしまった。
 まずは小鳥遊とその突進を受けた理沙子が同体になって、ロープを乗り越えて金網とリング間の場外へと落下。
 次いで視線のあったみことと美冬が向かい合って対峙し、
 残った南は理沙子達を追いかけるようにしてリングを下りる。
(今なのですっ!!)
 腰が引けつつも金網の中を覗っていた美沙の頭に、魔法の閃きが降ってきた。
 全員の注意が自分から逸れたのを確認すると、一目散にリングへ向かってダッシュ。
 金網の入り口を抜けると、みことと美冬がやりあい始めたリングの上を完全にスルーし、
 すかさず幕で隠されたリングの下へと滑り込んだ。
(ふっふっふ、ここで他のみんなが消耗するのを待…)
「やると思った」
 真っ暗な中で一人ほくそえんでいた美沙の足が、不意に外から伸びてきた手によって掴まれる。
「な、ななななな…!?」
「ほら、さっさと出てきなさいよチャンピオン」
 美沙の悪知恵は、南によってあっさりと暴かれてしまった。
 さらに南はそのまま足を持って美沙を外へ引き摺り出し、後ろ襟を掴んで引き起こすと、
 手近な金網の一面、入り口から見て右側の隅の方向へ向かって叩きつける。
「痛っ!」
 背中から金網に激突した美沙は、それでもすぐに追撃に備えて身構えた。
 が、当然殴るか蹴るかしてくると思われた南は、何故か眉をひそめて飛び下がった。
「…?」
 不思議そうな表情をする間も無かった。
 直後、美沙から見て右手側にあたる金網とリング間にできた通路から、
 小鳥遊によって大きく振られた理沙子が突っ込んで来て、
 美沙を、その左手側にあった金網と背中との間で潰してしまう。
「うぎゃっ!」
 頬に網目を食い込ませた美沙は悲鳴を上げたが、不幸はまだ終わらない。
「ぺちゃんこになりなッ!!」
 続けて、美沙の前にいる理沙子目掛けてガルムズディナーが発射されたのだ。
 全体重を乗せて肩口から突進した小鳥遊の勢いは、理沙子とその後ろの美沙を貫通する。
「ぐええええっ」
 顔からはちょっと想像しづらいような悲鳴を上げてしまった美沙の声は、幸いもっと大きな音に掻き消されて聞こえなかった。
 小鳥遊の体重に負けた金網が、一面分外れて客席側に倒れたのである。
 ズーン、という大きな音がしたあと、
「くっ、よくも!」
 理沙子は、それでも割と元気に小鳥遊へと向かって行き、
 二人一緒になって戦場を客席へと移していった。
 その二人が去ったあと、
「お花…畑が……おばあちゃんが…呼んでる…の…です…」
 理沙子のクッションと化していた美沙が、虚ろな目で何かを呟いていた。

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by right-o | 2008-12-31 17:13 | 書き物
「負けた負けた」
 そう言って笑いながら控え室に戻ってきた龍子と小川を、仲間達が迎えた。
 シャワーを浴びて着替えを済ませ、
「今夜はお別れ会だお!パーっといくお!!」
 という流れで外に繰り出そうとした時、不意に控え室の扉が開く。
「あ、チャンピオンだ」
 祐希子の言った通り、そこにはジャージ姿の桜井が一人で立っていた。
 ついさっき載冠したばかりのチャンピオンは、つかつかと龍子の前に進み出て、唐突に質問を口にした。
「まだ理由を聞かせてもらっていません」
「理由?」
「だから理由ですよ。どうしてあなた達全員が結託して、揃って汚いことをやり始めたのか…!」
 龍子がわざとらしく首を傾げ、それを見た桜井の眉間にしわが寄った。
 この辺り、二人ともまだリング上での呼吸が抜けていない。
「前に言ったじゃないか。おまえ達のような人気の無い奴らに、第一線を任せておけなかったのさ」
「私は真面目に…」
「こっちだって冗談で言ってるんじゃない。大体、ちょっと思い返してみろ。
 小川が裏切ってこちらにつくまで、あたし達がいくら反則してたって応援する声はあったんだ。
 ひるがえって言えば、それだけおまえ達とは人気に差があったってことじゃないか」
「だからって、あんな無茶苦茶をしていい理由になるとは思えません」
 そう言い返された龍子の視線がちょっと泳ぎ、周囲のベテラン達も苦笑いする。
 本音を言えば、再び自分達が陽の目を見る機会が欲しかったというのもあった。
「それはまあ、もっといいやり方はあったかも知れないが…。
 でもこっちは選手としての晩節を汚してまでお前らに人気を譲ってやったんだ。
 もう少し感謝してもらいたいな」
「…人気を譲った?」
「そう。あたし達が徹底して悪役をやって、この一年でお前らの人気を引き上げてやった」
「誰もそんなこと、頼んでいません」
「頼まれなくたってやりたくもなるさ」
 ここで初めて、龍子は桜井を真っ直ぐに見た。
「ここはあたし達が作ってきた団体だ。それがあたし達が引退したからって、
 人が来なくなって萎んでいくなんて見てられない」
「……」
「衰えた先輩を強さで上回るなんて簡単なんだ。いつかは誰にでもできる。
 でも上の世代を人気で追い越すなんてのは、そうそうできることじゃない。
 だからせめて、やり易いようにしてやろうと思ったのさ」
 龍子はゆっくり桜井の方に足を進め、肩に手を置いた。
 桜井の方はまだ、憮然としている。
「お前も、私や小川みたいに体が衰えてくればわかるかもな。
 自分の後に残る人間のために、って」
「しかし…」
「まあ、正直やり過ぎたのは認める。
 お前の番になった時は、もっと良い方法で後の世代の踏み台になってやってくれ。
 あと、折角高めてやったんだから、その人気はちゃんと維持しろ。
 映画や写真集も嫌がらないこと。…じゃあな」
 龍子が部屋を出たのにつれて、それぞれの先輩が桜井に声をかけながら続いて、
 控え室には桜井一人が残された。
「ふん……」
 これからは、名実共に自分が団体を引っ張って行かなければならない。
 リングの中ならともかく、外のことを考えると、
 世代交代を果たした当人は、晴れ晴れとした気持ちにはとてもなれなかった。

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by right-o | 2008-12-31 00:54 | 書き物
「本当に、いいんですか?」
「何をいまさら」
 メインイベントを控えた舞台裏で、小川が最後の念を押し、龍子が答える。
「最後だけ真っ向勝負なんて、虫が良すぎるよ」
「それはそうですけど」
「大体、他のみんなが格好つけ過ぎなんだ。ロクに反則もせずに負けやがってさ」
 これまでの試合を思い浮かべながら、龍子は苦笑いした。
「こうなったら、あたしだけでも悪者を貫くしかない。付き合わせて悪いとは思うけど」
「いいえ」
 隣の小川が、真っ直ぐに龍子を見上げる。
「向こうを裏切った形の私こそ、最後だけ善人ぶることはできません。
 だから一生懸命悪いことさせてもらいます。
 …それが、桜井さんのためにもなるんでしょうから」
「だといいけどね。じゃ、いこうか!」
 最後の戦いが、こうして始まった。


 ベルトを肩にかけ、小川を伴って入場してくる王者を、
 桜井はリング上に仁王立ちで待ち構えた。
 その背中を、ほとんど全ての観客が声を張り上げて後押ししている。
 この一方的な声援こそ、龍子が約一年かけて作り上げたものだった。
 今日に至るまで、龍子は時にマスコミまで使って嫌味を言いつつ桜井を挑発し、
 対して無口な桜井もいくらかは反撃してきた。
 その成果だった。
(いい感じだ)
 思いながら、桜井の前に立った龍子は不敵に笑ってベルトを誇示する。
「奪えるもんなら奪ってみな!」
 ほとんど鼻がぶつかるような距離で睨み合い、一旦コーナーに戻るため互いに背を向ける。
 直後、その桜井の背中に踵を返した龍子が襲い掛かった。

 奇襲で始まった試合は、そのまま桜井がいいようにやられる展開が続く。
 そのまま龍子によって場外へ放り出されたところを小川が追撃、
 イスで滅多打ちにしてリングへ戻し、龍子が踏みつけてフォール。
「どうした、こんなもんか!?」
 カウントが2まで進み、客席の方を向いた龍子がそう言った瞬間、
 いきなり攻守が逆転した。
 桜井が乗っていた右足首を取って引き倒し、強引にアンクルロックへ。
 さらに自分から横になり、右足全体に抱きつくようにして完全に捕獲してしまう。
 これには小川が血相を変えて助けに入った。
 その後も、小川の乱入と反則を交えた龍子が桜井を痛めつけては、
 そのすぐ後に桜井が強烈なお返し、という攻防が繰り返され、
 攻守が入れ替わる度に強烈なブーイングと大歓声が交互に沸き起こった。
 そうして二十分が過ぎた頃。
「終わりだ!」
 小川のイス攻撃から、さらにリングにイスを置いた上へのプラズマサンダーボムが決まる。
 が、それでも桜井はカウント3を許さなかった。
(流石は…!)
 先の祐希子達と同じように、一瞬は勝ったかと思ってしまった龍子は、
 改めて後輩の強さに舌を巻く。
 そんなことはもちろん顔には出さず、続けてラリアットにいったところを桜井がハイキックで迎撃。
 右、左と繋いで棒立ちにさせたあと、慌ててエプロンに立った小川も蹴り倒して制裁すると、
 最後に渾身の一発でついに龍子をノックアウトし、完璧な3カウントを奪った。
 別に名勝負でもなく、ある意味単調で展開も見え透いていて、まして正々堂々となど全くしていない。
 それでも、今までこの団体で行われたどんな名勝負より、この試合は盛り上がった。


「応援、ありがとうございました」
 試合後、昔に比べれば随分と上達したマイクアピールを、
 桜井はこう言って締めくくった。
「これで本当に世代交代、ですね」
「ああ」
 小川の肩を借りて退場しながら、龍子はぶつぶつと喋り続けた。
「これからは、あたし達がやってきたことを全てあいつらがやるんだ。
 映画もテレビも写真集も、全部やらなきゃいけない」
「大変ですね」
「何せ揃って口下手だからな。でも、あたしがやってこれたんだから、あいつらに出来ないとは言わせないよ。
 こっちはその下準備までやってやったんだ」
 そう言って、龍子は最後のリングをひっそりと後にした。

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by right-o | 2008-12-30 16:16 | 書き物
考えてみれば、
DDTも気になったし、アキバプロレスも行きたかった。
正月はゼロワンと、4日には新日もある。
加えてNEOにオーサムコングが来るらしいじゃないですか。
ある意味新日のドームにカートが来るより凄いことですよ。


とまあ、そんな感じで東京が羨ましいです。

羨ましいと言えばコミケですよ。
レッスル関係がかなり充実してるらしいじゃないですか…

加えて今回は東方に欲しいものが多い。
同人誌から音楽、映像まで、悔やまれる物ばかり。

はあ…何で帰って来たかなあ。


web拍手お返事 実は今日もサクセスブロッケンから買って外しました。本当にありがとうございます。

>例年芝が荒れてるんですけど、今年はそれほどでも無かったですからねぇ。外もよく伸びました。私は欲張って色々買って、ダスカの単勝で相殺というダメ馬券でした。大丈夫、明日がある。ちなみに私は逃げ、追い込みの両極端が好きです。(カレーマン)

それにしてもダスカについて行った馬は全滅でしたからね。
スクリーンヒーローなんか頑張った方かも。
しかしそこでモナークが来ようとは思わず、馬単流しのみだった私はヒモ抜けです。



下の、何かまた思いつきで関係ない話を書いてしまいました。
なんか、メインイベントが浮かばなかったもんで。
今さらどうやっても酷い話には違いないので、さっさと終わらせた方がいいんですけどね。

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「うっきゅっきゅ、もはや人類に希望は無いのさね!」
「なにをっ!人間は捨てたもんじゃないぞ!!」
 黒いコスチュームの悪役と、それに立ち向かう赤いスカーフの正義の味方。
 そんな光景が、何故かリングの上で繰り広げられていた。
 ここ数ヶ月、奪われたジュニアのベルトを巡って抗争を続けてきたソニックと小早川の間では、
 いつの間にかこういった、試合とは全く関係の無いやり取りが定番になっている。
「今日こそはそのベルト、返してもらうっ!!」
「ふっ、オマエには無理だおッ!!」
 黒いヒロインは、好敵手に恵まれたこともあって、
 意外にすんなりと周囲から受け入れられたのだった。


 そんな二人も、一旦試合が始まってしまえば一変する。
 超高速のロープワークから足を払ってフォールの取り合い、
 ソニックがアームホイップを連発すれば小早川はヘッドシザースで反撃し、
 互いが跳ね起きてのドロップキックは相打ち。
 スピードが身上の両者ならではの、目にも止まらない展開が序盤から続いた。
 そして、試合が進むに連れて、次第に二人の違いが出始める。

「はあッ!」
 突っ込んできたソニックをショルダースルーで場外に落とすと、すかさず小早川は飛び技を狙って反対側のロープへ。
 そして跳ね返って来た勢いそのままに、両足でトップロープに飛び乗った。
(うきゅっ!?)
 下で受けて立つ姿勢をとっていたソニックの頭上で、小早川は体を反ってバック宙。
 場外に向かってのシューティングスタープレスで落下すると、
 ソニックを押し潰しながら着地も決めてみせる。
 これには、流石のソニックも意表を突かれてしまった。
「まだまだいくよっ!」
 勢いに乗った小早川は、すぐにソニックをリングに転がし入れ、自分はトップロープ上で待機。
 起き上がりしな、コーナーから飛びつく形でのヘッドシザースホイップを狙ったが、
「ふんぐっ!」
 気合を入れたソニックの体は、マットから根が生えたように動かない。
「あ、あれっ?」
 飛び技では小早川が上回っていても、力ではソニックが遥かに上をいく。
 首にぶら下がっている小早川を一気に持ち上げると、
 そのまま全力のプラズマソニックボムで叩きつけた。
 そしてフォールには行かず、小早川の位置を調整してからコーナーへ。
「ここで、悪の必殺技が炸裂するのっ!」
 微妙に変わってしまった決めゼリフとともに、
 コーナーから前方に飛び出しつつ後方へ宙返り。
 黒い流星が小早川の上に落下した。
 が、
「負けられないんだぁッ!!」
 完全に決まった、と思っていたソニックの下から、小早川の右腕が高々と上がる。
 同時に、その健闘に対して会場から大きな声援が起こった。
(うきゅきゅ、こうなったら…)
 悪に染まったソニックは、迷うことなく場外へ。
 本部席に置いてあるジュニアベルトを強奪し、ついでにレフェリーを殴り倒して、
 小早川が起きるのを待ち構える。
 そんな姿に、元はソニックファンだったらしいちびっ子達の罵声が飛んだ。
『ソニックー!汚いぞー!!』
『負けちゃえー!!』
「うるさいおっ!!」
 ソニックが客席の方を向いて言い返した隙に、すかさず小早川がヘッドスプリングで跳ね起きる。
「へへっ、こっちだよ!」
「うっきゅッ!!」
 ベルトの大振りを掻い潜った小早川が、振り返り様にカウンターのトラースキック一閃。
 すぐさまベルトを外に投げ捨てると、悪のヒロインをコーナーの下に設置。
 会場は大きな盛り上がりを見せながら、正義のヒロインの決め技を待つ。
「あたしは、もっと高く飛んでみせるよ!!」
 その言葉通り、ソニックのものより高さと滞空時間を重視した華麗な流星が煌いて、
 悪のヒロインから完璧な3カウントを奪い取った。


「なあ、ちょっと待てよ!」
 試合が終わり、とぼとぼと花道を引き返していたソニックの背に、
 いきなり小早川の声がかかった。
「あんた、まだまだ普通にやっても強いじゃん。
 今日で引退ってわけじゃないんなら、一緒にやってこうよ」
 一旦振り返ったものの、ソニックは足を止めない。
「あ、ちょっと!…やっぱり正義のヒロインの方が似合ってるって、絶対!」
 頭を掻きながら、小早川はもじもじしている。
「いや、その、…あたしも、好きだったんだよね!ソニックキャットって!みんなも、正義のヒロインの方が好きだよね!?」
 観客は大歓声で小早川の問いに答え、
 その声に後押しされたソニックは、またとぼとぼとリングに向かって引き返し始めた。

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by right-o | 2008-12-29 17:57 | 書き物
この記事は全てweb拍手へのお返事で出来ています。 それぞれの話題についてタイムリーにありがとうございます。

>ダイワスカーレットスキーがここにも。明日は力づくでねじ伏せてくれることを期待します。そしてストラップを作れ、JRA(おぃ (カレーマン)

危なげのない完勝でしたね。仮にゴッホが順調にレースを進めてても振り切ったでしょう。

あ、ストラップありませんっけ?
といっても私の場合携帯ストラップは競馬場のガチャガチャで取るのばかりで、他はわかりませんが。
まだ今年版の産経大阪杯を当てていないもので、去年の秋華賞のを使い続けてます。
ただ個人的にはゼンノロブロイ以来で久々にZIPPOに手が出そう。

スカーレットについては、鞍上に加えて何より脚質が凄く好きなんですよね。
こんなHNですから基本的に前に行く馬が好きで、
それも並んだら抜かせないような勝負根性のある馬は特に。
そういうわけで、メジャー・スカーレットの兄妹はお気に入りです。

マツクニ先生曰く来年は海外のレースを3つ勝ちたいんだそうで、今から夢が広がりまくり。
あとはウオッカとの再戦はいつになるのかな。


>ダイスカから総流ししてたらおつりが帰ってきますが無事取れましたか?プロレス観戦代も十分出ますね(笑)>mosuke

自慢じゃありませんが、総流しとボックス馬券は買ったことがないんです(笑)
そして悔やむ…
しかし、2着が最後方待機のモナークとは。


ここでちょっと言い訳。
前日の予想番組を見ていたところ、
「過去数十年遡っても、連対馬の枠順の合計が14(か15)を越えたことがない」
みたいなことを言ってた…んですけどねorzコノヤロウ


>土井が(ドラゲーファンの期待を背負い)頂点に立つのか。それとも今年メジャー団体の新世代王者がベルトを無くした中、鷹木が王者として年を越すのか。気になるトコですね。

あ、言われてみれば確かにどの団体も時間が戻ってますね。
そしてドラゲーも。

ドラゲーの場合、流石に世代交代思い切り過ぎじゃないかと思ってたんですが、
今日見て来た鷹木の雰囲気はすっかり大物然としていて、既に風格ありましねえ。
しかしベルトを獲ったからには、これから土井にきっちり引っ張って行って欲しいところ。

ちなみにCIMAはYAMATOに落とされていたので、
調子どうこうはともかく、暫くリアルハザードと抗争していく感じでDGに絡まないんじゃないかと。


その他ドラゲーネタバレとしては、
・解散ユニットはタイフーン
・2ヶ月に1回は福岡で試合をするらしい
・来年の年末も福岡国際
ぐらいかな。
何か忘れてる気がしつつ。



そういえば激闘龍の方もSS進めないと。
とりあえず伊達ヒール篇だけでも終わらせます。

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by right-o | 2008-12-28 23:37 | 競馬
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というわけで、喜ぶWORLDー1勢の図。

web拍手のお返事等は帰りついてから改めて。

あとスカーレット強すぎ。
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by right-o | 2008-12-28 21:25
っていうと大げさですが、
最近遊びすぎた反動からか、ここ2日すっかり体調を崩してました。

そんなわけで、本当は何かやりたかった気がする有馬の予想も簡単に。


有馬記念
◎ダイワスカーレット
○マツリダゴッホ
▲カワカミプリンセス
△スクリーンヒーロー
△ドリームジャーニー

むとめにあって千種に無いもの、それは古馬混合GⅠ勝ちの勲章。
ということで、スカーレット好きとして◎は外せません。

あとはなんとなく。
カワカミ頑張ってくれないかな~
ジャーニー後ろから飛んでこないかな~
とか、そういうレベル。


そういえば今日は中山大障害がありました。
たまたまNHKで見ていたんですが、
転倒したユウタービスケットの脚が血まみれになってプラプラしている絵が映ったりして、
全馬無事に完走とはいかなかったのは残念ですね。
マルカラスカルも途中で逸走するし。

ただ、「調教職人」高田騎手のGⅠ制覇はおめでたいことだと思います。


web拍手お返事 正直、脱がせるのは好きです。本当にありがとうございます。

>神威のマスクって外せるんですね。

実はカンナの異父妹で、顔の火傷を隠すためにマスクを…っていう妄想はともかく、
あっさり取れるんじゃないかなあと。
RIKKAやAGEHAと違って、ライラはさほど顔を隠すことにこだわりも無さそうだし。

あ、まだサバ2で雇ってないので、もしかしたらイベントで語られてたり…?



さて、
体調が悪いと言いつつ、明日のドラゲーは既にチケットを入手しました。
意地で治して行きますよ。

福岡国際は確か…武藤六冠達成の時、新日を見に行って以来かな。
ツインゲートは王者組、ドリームゲートは挑戦者を応援で。
CIMA→鷹木はちょっと乗れない。
まだまだ間に人がいてもいいだろうと。

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by right-o | 2008-12-27 23:15 | 競馬
ソフトボールの話でなく。


上野の妹が池袋だったかな。
スクエニは早くミンサガ2を作ればいいのに、という話。



web拍手お返事 相羽逃げてー、な展開でもありがとうございます。

>ライラの場合見たら呪われるんじゃないかという恐怖の叫びも入ってるんじゃ。

脱いだら綺麗と思いこみたい自分としては、呪われて欲しくないですね。
…ん?もしかして尻の話ですか?

>これがホントのクリスマスクールボ(ry

相手の下着を掴んで決めるのが正式(嘘)


ところで、タイツ掴み式スクールボーイというと何かオースチンが浮かぶんですよね。やられる側で。
確か2001年クリシズVSハゲーム抗争前後のベノワ戦、
べろんとめくれて日焼けの跡がくっきり、という別に思い出したくない映像をはっきり覚えてます。


>笑わせてもらいましたが、今後は確実に遺恨が残りますね。

とりあえず相羽は血を見るんでしょうね。
通常のコスチュームがサンタ服並に赤くなったり…


メッセージ他、単発の拍手もありがとうございます。
そろそろお礼画面もなんとかしたいですね。

といったところで、腰と肩が痛いので今日はこれだけ。
お休みなさい。

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by right-o | 2008-12-25 23:28 | その他