競走馬の死
今年の京都牝馬ステークスを制した後、最近になって骨折、
手術は無事に終えたものの、今度は腸捻転が原因で馬房で暴れて死んだとか…
まだ競走馬として再起できたかもしれないし、
何よりこれから先に肌馬としてどんな子供を産むのか、という楽しみもあったところ、
とにかく残念です。
現役強豪牝馬のレース外での死、というと、ラインクラフトを思い出しますね。
もちろん競争中止で予後不良というのも悲しくはありますが、
こういう平日に聞く訃報も嫌なものです。
ただ、毎回競走馬死亡のニュースを聞くたびに、
「こうやってニュースになって、悲しんでくれるファンがいるだけこの馬はいいよな」
とも感じます。
人に飼われている動物の中でも、特に競走馬というものは
生まれてから(正確には種付けの時から)死ぬまでの時間を全て、
人間の都合の元に管理されてるわけで、
人前で競争をするためだけに人間に生かされている存在と言えるかと思います。
そんな中、たまたま他より少し足が速いというだけの一部の馬のみが、
人に動向を注目されて、時には夢まで背負わされて泣きながら応援される一方で、
大多数の馬達は誰の記憶にも残らないまま、
ドナドナよろしくどこかの工場で屠殺されているんですよね。
「これでいいのか?」とは思います。
といって競馬を止めようとかはカケラも思わないんですが。
さて、すっかり買うのを忘れてましたが、今日は船橋のダイオライト記念でした。
結果はフリオーソ圧勝ということで、休養明けとか乗り代わりとかいう理屈抜きで
アジュディミツオーから買う予定だった自分としては、買わなくて良かったなと。
…アジュディミツオー、カラジ、ダイワメジャー・スカーレット辺りが仮に急死したら
やっぱり自分でも泣くんだろうなあ。